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ノジノジテン その52
『からっぽ』

あたまの中
なんにも出てこないときもある
からっぽ
言葉を並べて埋めてみても
平らにしかならない

それだったら
落とし穴の方がまし
かもしれない

なにか探してみる
身体を動かしてみる

角に足の小指をぶつけた
小さな爪が半分どこかにいった
あたまの中後悔でいっぱい

もういやになって
眠ってみる

朝が来た

昼だった

今日締め切りだ
でも気分は良好

無理はしたくないけど楽もしたくなかった
一通り必死に足掻いてみたかったんだ

夜までに
小指の爪の存在理由を
僕なりに面白く書けた



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