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ノジノジテン その49
『いつかの日』

七色魚
あてなく無数に散らばって
ガラス箱が宇宙になる

いつのまにか
身を任せ泳いでいても
映る自身に地へ落とされる

胸にぽっかり空いた穴は
深さになって
なって
胸にうっかりつけた傷は
優しさになって
なって
なってなって

七色魚
あてなく無数に散らばって
ガラス箱も見えなくなって

いつかの日
朝日が隙間から射しこんで
昨日が深い優しさになる



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