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ノジノジテン その11
『キミノケシキ』

仕事に出るときにも
プライベートでもよく来る街
沢山の人でいつも賑わうこの街
もう何年通い続けているだろう

仕事で来るこの街は早足に流れる景色を横目に感じる
赤い色 その景色は初めて歩く道のように記憶にとどめることもなく人につれられ歩く
今まで知りもしなかった店に入り
知らないお酒を飲む

あいつと歩くこの街は
蛇行する黄色い景色に酔いながら
不思議と誰にもぶつかることも迷うこともなく
目の前のカウンターにすわる
街の終わりと始まりを見届ける

一人で歩くこの街は
予定してた通りの遠回り 緑の道を通りぬけ
良い店ないかなと探しながら看板数えて
どこにも入らずただ歩く

キミとあるくこの街は
緩やかに水色にながれ、雲の陰が追い越して
一人ではどうしてもたどり着けない喫茶店にはいる
ホットコーヒー二つ
いつもの香り

同じ街
同じ道
同じ景色
誰も知らない色
誰も気が付かない景色
キミ色の景色



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